前回は、ボクのポジションや今後の見通しについてちらっと。
もちろんあれは、単なる計画であって、今後の変更も。
ただ、思いませんでした？
ドル円、147を割ったところで1万ドルSしたのなら
142を割るまで持ってれば、5万円抜けましたよね？
ずいぶん弱気だったのでは？
あるいは、V字で円安に戻るという予想。
この予想の怪しさについても。
さてみなさん、お元気ですかあ？
元気な人も、そうでもない人も、この先、来年は、再来年はどうなるんでしょ？
「そんなことわかるわけない」
はい、わかるわけないんですが、それでも再来年は来ますよね。
俺ら人間って、どこへ続くのかわからない道を、ただ歩かされてるわけです。
で、ボクははっきり言います。
「この先は、すっごい崖だよ」と。
ボクはこれまで言ってきました。
「FXは簡単。円さえ売っていれば、よほどおかしな通貨に投資をしなければ
株より高い利率が得られる」と。
そろそろそういう時代は終わりです。
「そうだよね、日銀も利上げしちゃうらしいし」
いえ、それはそうなんだけど、でもそういう話ではないです。
基軸通貨が無くなる時代
欧米の経済は、もう断崖絶壁です。
アメリカがまずやばい。（一番かな？）
ヨーロッパもやばい。
中国もやばい。
どうやばいのか？
アメリカも、ヨーロッパも、中国も
モノが売れない時代になります。
コロナ下で、それぞれがお金をバラまいてきました。
まあそれは仕方がない。
ただ、それらは結局、国債という傷になって残っています。
そして案の定、コロナが下火になるにつれて
景気は過熱していきまして、アメリカは利上げをして
市場からドルを回収しました。
一方で、雇用はというと、低い失業率、強い雇用に支えられて
賃金は順当に伸び、消費を支えてきました…が
物価が上がり過ぎている為、利上げをせざるを得なくなり
雇用が弱くなっています。
問題はまずアメリカ。
アメリカって、クレジットカード使って、借金して買い物してますよね。
以前にちらっと書きましたが、これが払えなくなれば、
銀行も巻き込んで、大きな問題になります。
もちろん商品も売れず、そればかりか
一部分は「売ったのに代金が貰えない」という状態にすらなりかねません。
今週ボクは、飲んで遊ぶのに忙しかったので、遅れて色々な記事を見ているのですが
イギリスは「クリスマス商戦で、個人の支出が出遅れている」と言っています。
出遅れてるってことは、後から買い物をする人が増える？
そういう予想なのでしょうが、なんとバカなことでしょう。
今年のクリスマス商戦は、世界的に、もう商品は売れません。
時期が終わり、残った在庫の山を見て、愕然とすることでしょう。
年末から年明けに、こういったニュースが流れれば
（ちゃんと、英語の経済ニュースを拾って読めばわかります）
ボクの予想通りになりそうな…。
世界恐慌的な状態です。
もう株も為替もメチャクチャっす。
ドルはまず、暴落します。
それで円高になれば、次に
円で投資をされてきた、日本の資産が売られて
ドルに戻ります。
1ドル150円のときに、1万ドルを投資していれば
150万円ですが
これが130万円になれば、11,300ドルぐらいになります。
割り切りが悪いので、計算しやすいところで
1ドル100円になれば1万5千ドルです。
そうなれば、多少下がったとしても、売れば利益は出ます。
たださ、じゃ、国債は誰が買うの？
コロナで膨れ上がったアメリカの国債は？
またFRBがQEだとか言い出すわけ？
もうね、従来の経済的な施策では対処できないような問題が
あちこちで噴出して、どうにもならない時代に…。
まあね、そういう時代があっても、なるようになってしまうのが世界。
さてどうなるか…まずは欧米のクリスマス商戦を見ましょう。
ここで苦戦するようなら、次の山が6月ぐらいかなあ…
アメリカ国債がどうなるか…。
まあ、ボクにはもうわからないです。
その場その場で対処して、なんとかしていくしかないです。
繰り返しになるけれど、来年以降、
「もうこれをやってれば大丈夫」という時代は終わりです。
その場その場で、利益を出していくしかありません。
とりあえず、現状の市場の予想について
日銀 4月に利上げ…どうでしょう？ 半々ですかねえ？
FRB、来年6度の利下げ…いやあ、回数より幅じゃないですかね？
ただ、6回は織り込みすぎだとも思います。
それよりアメリカ国債です。
最近、短期の国債を発行して仮換えるという、
「途上国かよ！？」みたいな技を使ってきてますが
そろそろ6月ぐらいに万策尽きるのでは？？？と。
もうそうなったとき、まとまったお金がどこへ動くのか
あるいは動かないのか…。
ま、この20年ぐらい、「大筋は全てわかる」と思っていたボクですが
もう、全然わかりません。
