悩みはつきない。
やりたい気持ちが昔からあったのはわかるが、
50代から不動産を触るのは遅すぎるのではないか？
せめて、親からきちんと物件を引継ぎ、それを守るぐらいでよかったのでは？
やりたいことを、やりたいようにやっている、ただそれだけだが
50代では時間の恩恵が弱すぎる。
もし誰かが、ボクと同じようなことをしようとしていたら、おそらく止める。
なのに、自分ではやろうとするのは、どこか変だ…
そういう思いはある。
ここまで一応、順当に回っているのは、奇跡だとすら思う。
（いや、たしかにボクの努力なのだが、努力がそのまま評価されないのが投資。
それを一番良く理解しているのは自分自身じゃないか？）
これ以上買い進めても、希望に繋がるような答えはない。
（だからって絶望への道だってわけじゃないだろうとも思うが）
それとは別に、日銀の利上げ圧力について、思うところはある。
国民やら一部の経済界やら、あるいはマスコミの報道やらで
利上げを望む声は大きい。
が、それを「ひどく無責任な発言」ととらえるのはボクだけだろうか？
下手に利上げをすれば、泥沼だろうに、何の責任を取る立場ではない人間が
利上げ＝正義であるかのような圧力をかけていると感じる。
利上げを望む人は、利上げ後どうなる可能性があるか、本気で考えているのだろうか？
日銀がある種、破綻状態になるという点は？
ボクは以前、会計処理上、日銀は国債を持ち切るから、破綻はしないとは書いた。
が、それは破綻しないというだけで、破綻に見える状態にはなるということだ。
「市中銀行なら完全にアウトだけど、日銀だからギリOK]というだけ。
このもろさを市場につつかれたら、本当に円が紙切れになる可能性もゼロではない。
そこを理解して、それでも上げろと言っているのか？ と問いたい気持ちは強い。
ま、ボクの立場からは、植田さん、頑張りや～ ぐらいしか言えんが。
カナリアはどっち？
人間が炭鉱に入るとき、カナリアを持つというのは有名な話。
この話では、人間は人間、カナリアはカナリア。
入れ替わることなどありえない。
じゃ、為替では？
ボクは以前、メキシコペソは米ドルのカナリア、と書いた気がする。
が、為替の世界では、カナリアの立場は変わる。
ドルとペソ、どちらが先に動くか…それはある意味タイミングにもよると。
どうやら、日銀の金融正常化の前に、ドルが破綻するのが先かもしれない。
海外の大手金融機関などの見通しでは、来年はアメリカがデフレ状態に陥るという見通しも。
（どちらかというと、ボクも同じ考えなので、「全部売った」状態なのだが）
彼らは分析、調査能力が高く、そして重要な場面でときおり、嘘をつく。
意図的に、自らの考えと真逆なことを言う。
とはいえ…
先ほどの、日本の外野どもが、好き勝手言いすぎている とも通じるが
強い立場の人間が、「デフレが来る」と叫ぶことに、何か意味があるのかと？
FRBの政策に微妙な悪い点もあり、それだけではないにせよ、アメリカ経済が停滞する。
その主張はわかるが、それを叫べば余計に経済が停滞する可能性が高まるのでは？
「経済が停滞するのなら買い控えよう」という動機になりかねない。
まあ、米ドルが多少落ちる方が、日本からすれば良い点も多いが…。
ジムロジャース「日本株、全部売った」
これもそうだが、「日本株さいこー」って言い出したのも彼。
何をしようと本人の勝手だが、どこか気に入らない。
トータルとして、それぞれの立場はよくわかるが
「みんな好き勝手言いすぎてね？」
そんなに儲けたいかね？
金儲けに古臭い流儀を求めるのは、ボクがカビ臭いクソジジイだからだろうか？
