投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

マニアックな悩み

そもそもこれ、ブログで書くべきことだろうか?
読む人がいるとして、付いてこれる内容だろうか?
まとまりもないし、需要もあるのだろうか?
それでも書く理由は、ただ、自分の考えをまとめたいから。
ま、いいじゃないかー、ブログなんて半分は、個人的な日記みたいなものだし。

なんとなくの目標。
「管理会社を作りたい」

スタートは単純に、老人でも住める賃貸物件を持とうという考え。
老人で、多少の不自由がある状態の人でも借りられる物件。
「ジジババってさ、部屋を借りにくいじゃん、あれっておかしいよね?」という観点。
まじめに生きてきて、家賃を払う能力はあるのに
「年を取ったから」「体に多少の不自由があるから」という理由で
部屋を探しにくいなんて、世知辛くね?と。

でも一方で、自分が大家をやる場合
孤独死」とか「残置物」とかのリスクは減らしたい。
まあ、リスクを減らす方法はあるさ。

ケアマネと良い関係を築く
定期的に何らかの形で訪問をする
賃借人の死後、残置物の処理や賃貸借契約の解約をスムーズに…。
あ、それって終身賃貸借契約で出来るよね?

終身建物賃貸借契約とは
バリアフリーの建物を用意し、都道府県知事から認可を受けた不動産で
認められる契約。

あれ、これはボクの想いと違う…。
まず、バリアフリーの建物を用意するには費用がかかる。
出費は抑えたいという希望と、
出費が出る分は、ある程度家賃に転嫁せざるを得ないし
多少割高な賃料になるよね、という表面的な理由。
また、もし完全な「バリアフリー」でアパートを改築したとして
もうそのターゲットって、老人か身障者オンリーだよね。
アンダー60で体がちゃんとしてる人はそんな設備は不要だし、

多少でも家賃が割高になるなら、そこには住まないよね?
(そもそもこの終身契約って、アパートも対象だったっけ?)

それって、老人や身障者をただ、囲い込んでるだけじゃね?

そして、一番「合わない」と考える理由は…。
母が転んで骨折したことをきっかけに、ボクがバリアフリー
どちらかというと懐疑的であること。
バリアフリーとかって、家の外に出るとき、かえって転びやすくなるんじゃね?
完全に家の中で完結する、せざるを得ない人なら良いが
(そんな人いるの?逆に寝たきりとかなら、バリアフリーかどうかなんて意味ないよね?)
たいていの人は、外出するし、そこはバリアフリーじゃないから
普段は無い段差で転びやすくなる…。

うーん、いまひとつ違うなあ。
ボクが考えるのは、段差があることを目立たせることとか
手すりなどを置いて、生活を補助することであって
バリアフリー化することじゃないんだよなあ…。

あ、じゃあ、「見守り付き賃貸住宅」はどうだろう?
社団法人を作って居住支援法人として認めてもらって。
補助金も出るよね?

うーん…違うなあ。
居住支援法人に補助金を出すという考えは良い。
でも、自分は補助金を貰う団体は作りたくない。
「じゃ、補助金を申請しなきゃいいじゃない」
いやあ、やっぱ、なんかなあ…。
(あと、自分でやるの、メンドクサイ…)

自分が所有できる物件は、規模は、一定を超えないだろう。
もうちょっと大きく、その町全体の流れを作りたい。

バス停、道路等の維持、買い物…そういったインフラ
小さくまとめないといけないよね?
ああ…それってコンパクトシティ構想か、うんうん。

空室率の高い地域で、自分の考えにある程度賛同してもらえる
大家さんの所有物で
老人が生活をするのに支障の少ない立地の物件を対象として
管理をする会社を作りたい。

まあわからなくはないけど、管理費って、下向きのトレンドじゃね?
0円管理とか出て来てるし。
見守りもやってとなると、収入と人件費のバランスで回らないんじゃね?

たしかにそう。だから見守り等が必要な部屋に関しては
30%とか、かなり高額な管理費を要求する。

え?それって空室率30%と変わらないんじゃないの?

いや違う。
既に埋まっている部分は3%。
空室で、見守りが必要な人が入った場合のみ、30%。

複雑なシステムだなあ…どれだけの大家が賛同してくれるんだろう?
わからない、が、空室率のかなり高い町であれば
乗ってくれる大家が現れる可能性はゼロではないかと…。

ならいっそ転貸しちゃう?
ずっと空室で困っている部屋なら、格安ででも貸してくれるかもよ?
いや、2点、まずい点がある。

残置物処理
死亡した際の残置物の処理などは、オーナーではなく、法的な観点からも公平な第三者が介入することが望まれるため、管理を委託している会社がそれらを受任できない可能性がある。
転貸をする場合、賃借人の大家は、転貸をしているボクだ。
元々の大家は、ボクと契約をしているだけで、居住者である
賃借人とは、直接関係にない…。
なるほど…もう1点の問題とは?

設置物を置くこと
手すりやらをつけるってことは、DIYを許可してもらう必要がある。
まずここが多少難しい。
自分の部屋だけならまだしも、共有部分、たとえば
入口のドアの前に手すりをつけたら?
あるいは、共有部分の段差に手すりをつけたいとしたら、許可は?
あるいはドアを、鍵不要なものに交換するとしたら?
そして、その費用は?
うーん…

じゃあ、そんなに難しいところに手を突っ込んで何がしたいの?
インフラがどうのって点を詳しく!

町がありその地域が A B とあるとしよう。
          C D
これを全て維持するのは難しい。
なら、現状のインフラから考えて、たとえば、BとCを排除するのが適切だと考えたとする。
当然、ボクにはそんな権限はない。
だけど、管理会社を作り、AとDの物件のみを管理し
適切に見守りなどを行うことで、老人等に一定の魅力をアピールできれば
BCからAD地域へと、人が流れることになるのではないか。
AD地域に住む人を、切り捨てるってこと?
いや、その状態でAD地域に住みたいと考える人は
「車等があり、比較的自由に行動ができる人」となるだろう。
多少買い物等が遠くても、自力でBC地域へ出かけられる人だろう。
じゃ、最低限、道路は維持しなくちゃいけないね。
うん…

どこに住みたいかは当人の意思で決められるべきだから、それは尊重したいが
AD地域に住む人が年を取って、自力での移動が困難になったとき
「近くにスーパーを作れ」「移動手段としてバス路線を用意しろ」というのは
ドライバー不足や、採算で出店を決めるスーパーの意思を
考えると、良い悪いではなく無理筋、不可能に近い。
たしかに、自動運転等が導入されれば、バスの維持は可能かもしれないが
採算が怪しい地域に、民間のスーパーが出店・維持をするのは難しい。

それとね…。
補助金を貰うことで活動が可能になるというシステムは、本来は不自然なのだという
考えも根底にある。
たとえば介護。
介護に回せる金銭的なリソースが圧倒的に足りないとする。
要介護者に、費用を負担させることは、限界がある。
介護保険で賄うというのは、ある程度までは良いとは思うが
不足分のリソースが大きすぎれば、現役世代の負担が重くなりすぎてしまう。
せめて介護者の、移動にかかる負担だけでも減らせないだろうか?
また、金銭的な受益者は誰か?という点もある。
要介護者が持ち家でない場合、どうにかそこで、生活を維持しているのは
介護者のおかげだとも言える。
介護者と言うと分かりにくいが、広く、生活を支援する人と考えると
見守りであれ付き添いであれ、手助けをしてくれる人がいなければ
そこでの生活は破綻し、不可能になるかもしれない。
そうなれば、病院・老人ホームに移ることになり、結果的に家賃は入らなくなる。
さらに言うと、介護に携わる人は、その地域に賃貸物件を持てるシステムがあれば…。
介護者の収入の低さを埋められる程度の家賃収入が得られるシステムがあれば
補助金的な、公的なシステムが無くても自走し得る…。
それは難しいんじゃないかなあ…。

うん、だから管理会社かもしれないと。
管理物件での、生活弱者の生活を維持する為に、可能な範囲で補助をする。
その費用は高い管理費でまかなう。
大家はその管理費を支払う代わりに、ある程度安心して部屋を貸すことが出来て
管理費以上の家賃を貰える、そういうシステム…。
うーん…。

ただ、これはそれだけではないんだ。
ABCDに分散した地域が、BCに集まれば、そこに需要が生まれる。
え?
たとえば、大規模なショッピングモールを考えてみよう。
あるいは映画館でもいい。
ある程度人が集まり、そこに需要が生まれるから、これらは維持できる。
需要が広く分散してしまうと、採算的にこれに供給が出来ないから
供給者が現れない。
そうすると、生存に関わらない需要は抑制される。
その結果として、街の魅力が減り、若い人は都会へ…という流れになる。
人は、仕事だけがあっても、その町に住みたいとは思わないだろう。
でもその魅力を、インフラ無しで作ろうというのが、インターネット?なんじゃない?
インフラ無しで映画が見られるのがオンデマンドであったり
店が無くても服を買えるのが、ネットショッピングだったり
あるいは、距離的になかなか会えない相手とも、映像を介して話すことが出来たり。
そういう流れに対して、インフラを作らないと町の魅力が減るっていう考えは
逆行してない?
…わからない…わからないことだらけだ…
ただそれでも、管理会社が広い意味で言う介護の一端を担うという考えは
一定数需要もあり、かつ、金銭的にも運営可能なのではないだろうか?