ここ数回書いてきたことの総まとめとして
「無理をしないこと」というのがあると思います。
無理って？
・金銭的に無理
まあこういう無理はしません。
価格が高くて手が届かなければ、いくら割安でも諦めるし
収支がマイナスになるなら、どれだけ他の魅力があってもスルーします。
・物理的に厳しい
この無理、しょっちゅうしようとしちゃいます。
東北の半空の物件が気になって
「寝袋持って修繕や管理、全部が形になるまで泊まり込みたい」とか言って
社長に睨まれたり
函館の全空を見て
「これやりたい、現地に住み込む」とか言い出して
お前は半病人の自覚を持て と怒られたり。
まあそもそもスタートのこの法人自体、無理から生まれたようなモノだし。
そしてまた、ここで「無理」を…。
業者持ち主の物件なんですが…まあ業者の物件だから指値通りにくいんですが…。
「建物価格1割で契約書かいていいから、差額の消費税分を指値させて」と。
これ言ったら、呆れられるかなあ…？
物件価格2000万 路線価800万
じゃあこれ、土地800万、建物1200万でどう？
いや、さすがにこれ、建物価格高すぎですねー。
じゃ、800万を0.8で割って
土地1000万、建物1000万でどう？
うーん…相手はまあ悩むでしょう。
建物に消費税かかります。
100万が消費税かあ…と。
じゃあいっそ、建物200万でいいから
物件価格、50万引いてよー…。
まあね、たしかに消費税が20万で済めば
業者さんは80万浮くわけです。
理屈では、50万引いてもいいんだろうけれど…
「そもそも、そんな建物価格、通る？」
建物価格って決め方があって、うちある程度通るのは
「契約書に書く」手法。
売買価格から路線価引いて、残りは全部建物価格じゃああ、なんてやると
後々何か言われるかもしれませんね。
「減価償却多くしたくて、無理から建物を大きく取ったね？」と。
逆に、建物価格を小さくしすぎると、
「消費税減らしたくて出した数字だろ？」とかも。
契約書に書けばなんでも通るなら
「土地値1999万9999円 建物1円」
はいこれで消費税ゼロっすよね？
あ、ゼロはやばいかな？ じゃ、建物価格を10円にして
消費税1円払ってあげるー。
無理っす。
ボクの病気の正体は、「無理を考えてしまう病」みたいっす。
なまじ調べる力と考える力があるから重症化してるんでしょうね。
きっとボクがもっと前に賃貸業をやっていたら
「一法人一物件」「消費税還付」とか
誰よりも先に思いついちゃって
「そういう人」として見られるようになったんだろうなと。
で、タイトルです。
「無理はしない」
多少の無理は許されますけど、無理しすぎは絶対に自分の首を絞めます。
と言いながら、やはり無理を考えてしまう。
無許可で不動産を証券化出来ないだろうか
私募債や組合を使って…とか。
無理はやめよう…FXだって、無理をしなかったから
ここまで来れたんじゃないかと。
「いやそれは、計算上のリスク回避であって、金銭的な無理の回避であって
ボクが言ってるのは、税金や法律の無理だから…。」
「だから、お金を集めるにあたって、出資法に反しない形で、ファンド的な運用を
被害者を出さずにする方法は無いかと…」
そもそもボクの夢として、
「投資のハードルを下げて、一般人が投資をしやすくしたい」というのはあるんだけれど、それってまとめると、透明性の高い「みんなのOやさん」でしょ？
一定規模以下の法人が、無許可で「違法ではない」という根拠からそれをやろうとしたら…
ＨえＴふみみたいに捕まっちゃうぞー。
（内容が恥ずかしいから、大家さんのグループは貼りつけません）
