投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

不動産賃貸業に向かない人 と ついでに不動産取得税について

まあ先に取得税について。
以前に調べたとき、これは付随費用だから、経費じゃなく取得費にして
建物と土地の分に分けて
建物分は減価償却対象、土地分は購入費に上乗せするのだと思っていた。

経費計上できるうううう、処理が格段に楽になるうううう。

土地建物で按分するのも面倒だし、
減価償却のスタートが購入時と違うし、めんどくせええええって思ってたんで一安心。
国税庁の見解は「含めることができる」だけだったようだ。
ああよかったー。
多くの税理士さんの見解をネットで調べると、経費計上すべきと。

と、ここまでは取得税で悩んでいて、たまたま検索してこのページに
行きついた人向け。

さて本題。

他人のブログを読んでいて、ふと…。

賃貸業に向く人と向かない人がいるのは事実。
色々な人がブログやらで書いたり、楽待やらのコラムでも見かける。
でも、ひとつだけ、ボクの考えを追加したい。
賃貸業やろうかな?って人がここを読むことを願って…。

人は衰える

はい。
ボクさあ、母の物件を継いだことが、賃貸業の始まるで
子供の頃、両親の話を聞いて、いずれ賃貸業やりたいって思ったんだけど。
(そのあたりは、過去に書いたが)

子供の頃、キレッキレだった母が、衰えてると感じたのが
まだ生きている母から、物件を「取り上げた」理由でねぇ…。

衰えるって別に、能力的にとは限らないんですね。

気力よ。 気力が無くなるの。

管理会社等からの提案を受け流し、問題を先送りし…。
そりゃそうよ。
もう融資もないし、多少の空室が出たところで
家賃が0になるわけでもなし…後は死ぬだけだもの…。
欲も減るし、お金もだんだん必要じゃなくなるし…。
足腰だって衰えて、出かけるモチベーションも沸かなくなって…。

賃貸業って長い期間かけてやるものだと思うの。
親が衰えたと感じるように、自分も衰えるんだと…。

始めるときってさ、
さあやるぞ

って思うじゃん。
頑張るじゃん、それが楽しかったりもするじゃん。

でも10年後、同じで居られるだろうか?
今と同じように
「新しい設備に対応して」とか考えていられるだろうか?
めんどくさい、後回しでいいんじゃね?
それ、やらなくてもそんなに困らないしー…。

物件の下見についてだってさ
・駅から必ず徒歩で行く
・街を見る、街を知る
なんてさ、理想論じゃん。
そもそも、「新しい物件が欲しい」なんて思いすら消えてるかも。
そうやって、向いてる人だったのが、だんだんとダメ大家になっちゃうのかなあと。

思うのが、空き家問題。

あれだってさ、このままで良いとか、近隣の迷惑なんて知るか、なんて人は
そんなに多くはないと思うのよねー。
でもさ、自分でどうにかする、「力」が沸かない。
それがね、衰えるってことで、仕方がないよなあーってね…。

俺はあと何年、物件を見ていられるかなあ…。
(いや、現状が無理しすぎだって)

でもさ、だからこそ、衰えて気力が無くなった人から
物件を買って、自分なりに考えて
付加価値をつけて、若返らせて…
やがて年をとったら、誰かにバトンを渡す。
そのサイクルで、街が生きるのかもねー。

他に思うところもあるので、もう一個書きまっせー。