投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

不動産投資の道筋

有名だと言われる人、あるいは無名な人、スタートしたばかり、これから始める人…

現代では、色々な人が、いわゆるメディアで自分の考えを述べる場面がある。

それを見聞きしていて、「これは自分の考えと合う」とか「これは合わない」などと感じる場面がある。

一番強く感じるのは、利子か期間か つまり、ノンバンクか銀行か?
もっとはっきり言ってしまうと、トラストの是非。
(名前出して良いんだろうか? 商用じゃないから良いか…)

否定派の意見。
(明確に否定ってわけじゃないけど)銀行によっては
ノンバンクと付き合いがあると、悪く見られるし
当然利率も高いし。

肯定派の意見。
再建築不可でも、既存不適格でも、一応ある程度なんでも貸してくれるし。
耐用年数に関わらず、期間が長い。

思うに肯定派の人って、現在より良い時期からしっかり基盤を築いてるんだろうと。
だから、わざわざノンバンクから借りてまでという意識があるのだろう。
「トラストという考えはあるけど、僕とは考えが合いません」という意見だと思う。
それはいい。ちゃんとした意見でもあるし。

ただ、これからやろうとする人が、中身を理解せずにその意見を聞いても無意味だと。
ボクの考えでは、一棟目で築浅を考えて良いのは
「規模はもうこれでいい」と考えられる人だけ。
多くの物件は、「今はちゃんと回るとしても、数年たったら手残り減るよ?」と。

本業がある程度しっかりしていて、ある程度は貯金もあって
「+αでなんかひとつ欲しい」という人がやること。
あるいはこれを書いているバカのような
「法人で減価償却取りすぎて真っ赤っかになっちゃったー。現金も多少積んであるから、税金払いたい」人とか…。
(現金が無いのに築浅をやると、建物の減価償却で、5~10年も持つとBSが真っ赤になります)
それって居酒屋に行って、〆のお茶漬けをまず頼むようなもんじゃないっすかねえ?
飲めない人はそれでも良いんです。
「さあ今日はガンガン飲むぞー」って店に行って、まずそれでいいのと?

賃貸で不動産を買うのって、バーチャルな山に登ることだと思います。
現実の山じゃないから、2000m登るでも1万mまで登るでも
計画を立てるのは自由なんです。
ただ、計画に見える穴が無いかだけ、気をつければいいこと。

で、見えにくい穴がBS。
だからまあ、10棟以下ぐらいなら、年に一度ぐらいは、大雑把なBSを頭に入れておきましょうやー。
そんな、「現在の土地の価格がー」とか、ちゃんとじゃなく。
2000万の物件10棟買って、買ったときの土地の積載がだいたい平均で5割で(低いなあ)
来年の1月で残債が合計7000万だから…(返済計画表はたまに見ましょう)って感じで。
この例で言うと、アバウト2000万ぐらい債務超過なんだけど
(建物の現在価値は無視。いずれ0になる物だし)
このとき、当然現金があるわけで…。

え、現金無いの? そういう人は詰み。
たまあに居るんだよね、税金引いた手残り、全部使っちゃう人…。
大規模まで行かなくても、そこそこの修繕あったらどうすんだよと…。
(ちゃんと計画があればいいんですけど)