投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

金利とレートについて

少しだけ具体的ではない話になるかもしれない。
少なくとも、こうすれば儲かるという内容ではない。

が…ギリギリFOMCに間に合わせて他の仕事を終わらせたので、一発書いてみる。

古典的な経済学の姿勢とFX ときには温故知新も必要かも?

 

この項目で触れたことも併せて、金利について。

金利通貨が上がるのは、一時的にせよそれを持てば、儲かるという考えから。
一方で、金利が上がる通貨は弱っている=経済が悪化しているという考えは、当てはまらなくなったわけでも、忘れ去られたわけでもない。

アメリカはこのところ、急ピッチで金利を上げてきた。
ボクはここで、参加者の多くは、二つのことに、今興味があると考えている。

 

・いつまで金利をこのペースで上げるのか?
・急ピッチで金利を上げて、経済は大丈夫なのか?

このままのペースで上げ続けて良いわけはない、とボクは思っていたが
これはまあ、パウエルくんが言った通り。
彼はきちんと、そこそこの劇薬を打っているという意識を持っているし
参加者も、そこを気にしている。

アメリカの経済が、今既にはっきり減速しているかはわからないが、これから減速はする。少なくとも、上昇のペースははっきり落ち始める。(始めている?)

ドル円で、ドルが落ちれば、メキシコペソも、まあ一応落ちる。
でも今回は、ほぼ落ちなかった。
朝から見て、既に落ちていたから、という面もあるが。

中期的な見通しとして、アメリカの金利の上昇ペースが落ちれば、他の安定した高金利通貨へ、少しずつ資金も流れるだろう、というのがボクの予想。
メキシコペソは、元から高金利で、ドルとは地合いが違うと。
アメリカとメキシコじゃ、開発の余地からして差があるだろうし。

だからメキシコペソは今回は触る必要がないと。
日銀の介入とは、状況が違うのだから。
ドル円はある程度動くとしても、ペソは前回のようには動かない。
単純に目が向いていないということではなく、多少はドルに連動するかもしれないが
結局上を向くだろうと。

ドル円は予想通り、記事を書いていたときから1円程度円安に戻り、147円半ば。
メキシコペソは微上。

そしてこれ以降、ドルはわりと指標に神経質な動きをしながら、一応は上を目指す。
(それこそ指標次第だが)

やはり、黙っていても勝てる時期は、ぼちぼち終わるのだろうか

やはり一時的には下なのかと思いつつ

利上げ幅は、予想通り .75
でも追加された文言は、予想どおり微妙。

ささっとドル円を薄くSして、ちょろっと儲け。
お試しのジャブだからこれで終了かな。

予想していたことだが、メキシコペソは今のところ微動もしていない。
市場と自分の思惑が、大きくはズレていないと判断。

・メキシコペソが大きく上下しないこと
ドル円がまたすぐに147を超えて落ち着くこと

これが両方実現すれば、自分の考えに多少の自信も持てるのだが。
ただ…どいつもこいつも、どんだけ業たかりやねん、とは思う。

あ、パウエル、利上げ減速の話、具体的に出しちゃったか。
となると、どうだろう?

俺流のショート FOMCに合わせて指標について

実はボク、曜日を間違えており、今日が火曜だと思っていました。
FOMCの日だし、レバレッジがどうこうなど、今週はもう考えますまい。

指標ですることは極めて簡単。

・その国の通貨で対応する
アメリカの指標ならドル、ヨーロッパならユーロ。
豪ドルが、メキシコペソが得意だからとかは関係なし。

・勝っても負けても持ち越さない
潔く切りましょう。
普段の勝負とは、考え方が別次元です。

今日は、金利が0.5なら下、0.75なら上目線ですが
どちらにせよ、ある程度織り込んだ相場だとも言えます。
それよりパウエル君が何を言うかのほうが大事かもしれませんね

 

今日のポジション

なぜかよくわからないまま、ドルが軟調で、昼はメキシコペソも下へ行った1日でしたね。
まあ理由はいくらでも付けられるでしょうけど、そういうのはもうたくさんです。
落ちたり上がったりするのは、人間が息をするのと一緒と考えるようになりました。
それよりもボクが今しなければならないことは、さっさとレバレッジをまず1程度に上げること。

なのに、朝方に7.5を超えたとき、ささっと何枚か売ってしまったわけで。
まあ都合よく、7.5まで下がる間に、売った枚数以上、買い増し出来ましたが…。

結果オーライというのは、くよくよしない為に使う言葉で、自分を甘やかす為にある言葉ではないんだけどなあ~。

いいのかなあ、これで…。

と書きながら、また7.5を超えたところで、上の数枚を売って、レバレッジは昨夜と変わらず。
他の投資に使うかもしれないからと、一旦は0に近づけたレバレッジ
水曜までに、まずは1に上げることを目標とします。

レバレッジが上がってなければ、利確してるということなんで、悪いことではないんだけど…迷うなあ。
水曜日までに1にしたいんだけど?

不動産とFXの、意外な違い

ひとつ、小さいが大切なことを忘れていた。

様々な投資の比較

 

ここでは不動産賃貸業と、FXは、やり方次第では似たような考え方になると書いた。
たしかにそれはそうなのだが、ひとつ、重要な違いもある。

ある不動産があったとしよう。

価格1000万円、年間家賃100万円、利回り10%

さて不動産は、実際は明快な価格など存在しないのだが、わかりやすく
今、この価格が2倍になったとしよう。

価格2000万円 年間家賃100万円 利回り5%

これはまあ、投資用には買いにくい、いわゆる売りづらい物件になってしまったわけだが、まあ、あくまでもモデルケースなので、この価格で売れるとしたら、悪くはない。

では値下がりしたら?

価格500万円 年間家賃100万円 利回り20%

どうだろう、何か気がついただろうか?
FXの場合と比較してみよう

ある通貨、そうだなあ、はてなという通貨があるとしよう。

1万はてな 現在価格 1000万円(1はてな1000円) 金利10%
概算で、レバレッジが1であれば、年間想定スワップは、100万円になる。

価格が上昇すれば
1万はてな 2000万円 金利10% 年間スワップは200万円

下降すれば
1万はてな 500万  年間スワップ50万円

はいわかりましたね?
不動産は、相場が上がろうと下がろうと、インカムは硬直性が高く
あまり変わりません。
たいていの人は、賃貸で家を借りたことがあるから、すぐわかりますよね?
近隣の相場がガンガン変わったからといって、家賃が簡単に上下するはずがない。
まあそんなに家賃が見直しされたら、安心して住んでいられませんもんね。

対するにFXは、金利、わかりやすく言うと利息です。
10%のものは、10%で固定です。
値段が倍になれば、スワップもだいたい倍になり、半分になれば…。

FXのスワップって、頻繁に見直されるじゃないですか。
あれは、値動きに合わせて変わっていると考えましょう。
(FXの業者の都合で見直されることもあるよね、なんだよ1万メキシコペソで1円って、舐めてんのか)

何が違うか?
不動産投資では、融資を組むのは一般的です。
じゃ、FXで融資を組むとどうなるか?
組めない? いやいや、本業があると、組めますよー。
実際には、本業で融資を引いて、出た利益をFXに回しながら返済すればいいんです。

ちょっとめんどくさい話。

不動産
価格1000万円 インカム100万円 年間返済 50万円
まあ普通に考えれば、100万もらって50万返すわけです。
ところがここで、FXを混ぜたとしましょう。

インカムの100万円を はてな(1はてな100円)に投入。
金利を10%にしましょうか。

価格が変わらなければ、年間40万円を手出しにして、10万円スワップを支払いに回しながら維持していくことになりますね。
わかりにくい? 月8万ぐらいの返済で、スワップは8千円ぐらいだから、残りを手出しする計算です。
わかりにくいでしょうか?
通貨のはてなは、いつでも売却できますから、たしかに利益は出ているが…。
もしここで、1はてなが50円になったら…わかりますよね?
年間スワップは5万円になるので、手出しの額はその分、予定より増えます。
この5万円が想定外であると、破綻してしまう可能性も出るんです。
株のデリバティブとかと似ているわけです。

これが、不動産+不動産であれば、家賃はほぼ変わりませんから

価格が下がろうと、インカムゲインは変わりません。
不動産とFX は似ているけれど、安易に混ぜていいものでもないんですね。

え、今それならウハウハですよねって?
ええまあ、そうですねえ。
売却価格が上がって、インカムがそれに比例してそのまま上がるわけだから
たいへんおいしゅうございます。
が、明日は我が身で、いつ地獄へ落ちるかはわからないわけです。

なんでこんなことをするのか?
それはね…
FXをやるからお金を貸してくださいと言っても、銀行は資金を貸してくれないから。

不動産を買うからお金を貸してください、といえば、貸してくれます。
そこでお金を借りて、出た利益をさらにFXに回す…。
こうすると間接的に、銀行から借りたお金をFX に回せてしまうわけです。
(ホンマはアカンねんでー)
まあ、色々と難しいわけです。
多くの人が アカンと言うのには、それなりに理由があります。
安易にやらないように…。

古典的な経済学の姿勢とFX ときには温故知新も必要かも?

昔は、通貨を理由もなく大っぴらに両替することは出来なかった。
いやまあ、出来ないわけじゃないのだが、あからさまにはねえ…。
これは、その頃まで通用した、ひとつの考え方の話。
ボクは未だに結論が出ていないし、まあ、出せるとも思ってないが。

政策金利(あるいは昔風に公定歩合?)は、インフレになると上昇する。
物価が上がるから、それを抑えようと、金利を上げて貯蓄を促す。
これは今も昔も変わってはいない。

そして、昔の考え方。
アメリカがインフレになり、金利が上がる。
インフレになるということは、物価が上がるということで
物対ドルの関係で言うと、ドルが弱くなっているということ。
物の価値、値段が上がっているというのは、それを買う為に使う通貨、この場合ドルの価値は相対的には下がっている。
たしかにそれはそうだ。
そして、現状で言えば円。
日本は、国内情勢で考えれば、比較的物価は安定していた。
つまり 物対円で言えば、円は弱くはなかった、価値があったということになる。

極端な例を言うと、ジンバブエ
見たことのある人も多いだろうが、あそこのお札は、天文学的に0が並んでいる。
それだけどうしようもないほど、インフレが止まらない。
物価が上がるということは、ジンバブエドルは相対的に弱くなっている。
当然そんな通貨を、投資の為に買おうという人はいないだろうが、なぜかドルだと上がる。
金利が上がったから、ドルが上がると、当たり前に考えてしまう。
いや待て、金利が上がったのは、インフレだからだし、インフレが起きたということは、相対的にドルが弱くなったということでしかない。

繰り返しになるが、以前は、好き勝手に通貨を持ち替えることは難しかった。
つまり、「金利が高いから、円を売ってドルを買おう」などと、気軽に考えるのは、あまり一般的ではなかった。
外貨預金だのFXだのが出てきたことで、これが可能になった。
そして現状…ドルの金利が上がったことで、どんどん価値が上がっている。
購買力が弱くなっているはずのドルが、上がっている。
もう一度言う。
アメリカ人の時給が上がっているということは、それだけドルが弱くなっているということでもある。
ビックマックの値段が上がったのは、ビッグマックが強くなったからではない、あくまでドルが弱くなったから、多く払わないとビッグマックが買えなくなったんだと。
それなのに、どんどんドルは上がる。
本当にこれでいいのか?

日銀が介入をして、一旦ドルが下がった。
これは一時的なモノだと思われていたが、その後、アメリカの指標は弱いモノが多かった。
現状、どうもほころびが出ているような、きな臭さは感じる。
日本の政策金利が上がるかどうかは別として、ドルは、アメリカは、本当に大丈夫だろうか。
トレンドが逆転することはありえないのか?

金利の通貨を買う、と言いながら、高金利通貨は本来弱っている通貨だとも言う
ボクの矛盾。

古典的な経済学は、現状と合わない部分はあるが、だからといって理屈が否定されているわけでもない。
現状の金利を追い求める姿勢は、多少行きすぎがあるし、行き過ぎればしっぺ返しをくらう可能性もある。

トレンドの転換は、いつでも覚悟しておく必要はある…なんて思ってはいる。

小手先の技

スワップを考えつつ、FXをするのであれば、曜日について、意識はしなければならないと思う。
一般的に、FXでは、水曜がスワップの3倍デーとなる。
週末にスワップが加算されない分が水曜に加算されるという仕組み。

少なくともボクは、月曜火曜は、どちらかというとポジションを増やし、木金は利確する方向で考える。
今日、月曜に清算したのはなんなんだよ、と言われそうだが、基本はそういう考えを持ちつつ、動いてはいる。

あとは ごとうび。
まあ、成績はそこまで良くはないかもしれないが、ごとうびフラッシュなんてのもあるぐらいだし、たいした理由もなく、あからさまに逆らうことはあまりしない。

何度も言うが、本当にボクは利確が下手です。
でもまあ、下手は下手なりに、少しは考えてもいるし、月火については、入り口の話だし。
まあ、もし読む人がいれば、人生で数万円でも、その人の利益がプラスに動いたらいいなーなんて…