投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

間違えて書いたブログ

年末に向けて最後に一本、今後の見通しなどを書いて、今年は終わろうと考えていた。
そして、間違えて別のブログに書いてしまった。
そのブログの内容をそのままここに貼り付けてもいいのだが
それも面白くないので、書き直してみたい。

まずボクの予想の結果について、改めて。
日銀の新総裁が、2023年にYCCの頭を多少上げる。
それにより円は一転して上昇を始める。
この部分、まず「新総裁が」と「2023年」が大きな間違いだった。

別のブログでは、日銀の中立性の怪しさについても書いたが
そもそもYCCをしている時点で、中立性は怪しかったかもしれないと思い始めている。

さて金利である。
たしかに、上昇圧力はあるのだが、今の状況下で金利を上げると
多数の企業の経営に悪影響が出る。
経済がガタガタになるわけだ。
なので、さほど金利も上げられない。

ここからは2択。
・日本が復興するシナリオ
・衰退するシナリオ

まず衰退するシナリオについて。
まず2023年は、アメリカの経済の問題が露わになる年。
ここで「他国がアメリカに取って代わる」というシナリオは、難しい。
中国あたりが台頭するという考えは
一人っ子政策の影響で、人口比率が悪くなりすぎているし
エバーグランデやらアリババやら、トドメにゼロコロナ政策と
やらかしすぎてしまった。
ヨーロッパも、ロシアも考えにくい。
結局は、アメリカが立ち直るというのが一番ありえる話となる。

2023年、一旦アメリカが落ち込む。
つれて日本も。
24年以降、アメリカが回復するとき、日本は連れて回復するとは考えにくい。
それができるのなら、失われた20年など、起こらなかっただろうと。

日銀が金利を上げる。
上げると日銀の財務状況も悪化する。
国債の含み損は置いておくとしても、一般銀行への利払いはどうするか?)
独立性への怪しさ、そもそもYCCなどをしてしまったことなど
日銀の信頼も揺らげば、円の下落も加速するだろう。
1ドル180円、あるいは200円の時代が来ても何ら不思議ではない。

他方、日本が再興するシナリオについて。
ボクは元々、このシナリオを目指してはいたが
最近になり、それが難しい理由を見つけた気がする。

堀江貴文が、「人間は合理的には動かない」と言っていたが
合理的ではない状況を安易に受け入れることが、日本の問題点なのだろう。
外界に問題が起きるとする。
日本では、「仕方がないこと」として、人間の側でこれに対応しようとする。
他方、「そのようなことが起こらないように、外界を変えよう」という考えもある。
この差が原因となり、日本が再起できない。
たとえば、労働人口減少への対応。
一番早い解決策は、移民の受け入れだったのだが日本ではそのような決定が難しい。
人口減少を止めるには? 等、状況に合わせて対応策を考えようとし
状況そのものを変えようとはなかなか考えない。
別に移民を受け入れろと言いたいのではないが、日本とはこういう国なのだ。
法律が邪魔になって何かが出来なければ、その何かを変えようとはしても
何かを実現させる為に法律そのものを変えようとは考えない。
空気を読み調和を大切にする日本的な部分が、現状と合わないのだろう。

さて、ここからは予想でしかないが、一度落ちた日本はどうなるか?
2050年以降、やがて人口が増え始めれば、再興する可能性もあり得るかとは思う。
あるいは?
いや、やめておこう。
どのみちそこまでは、ボクも生きてはいないだろうし。