日銀の長期金利上限引き上げについてですが、まずはFXとは関係のない話を。
住宅ローンについて、すごい数の相談がきていて通常業務が圧迫されていると。
まあ、ボクがどうこうするお話ではないんですが、ここ数日、すごい勢いで耳にします。
前回のDXの話もそうですが、いざ書こうとすると、身バレする危険性もあるので
そこそこに留めつつ、書いていけたらと。
質問を要約すると、変動金利のままで借りていて大丈夫なのか?
固定金利にする方が良いのではないか?
で、回答はというと、対応は丁寧ですが、まあねえ…。
つまるところ…「知るか」というのが正式回答。
これって、医者に、自分はいつ死ぬか教えてくださいって相談するようなものじゃないですかね?
まあ、ぼちぼち、1日に数軒こんな問い合わせが来るのはいいとして
電話がパンクするほどこんな問い合わせが来たらどうします?
医者なら、診察が出来なくなってしまいかねませんが
一部のところでは、これが「質問されて当たり前」なのでしょうか?
とにかく驚くほどの問い合わせが来ているそうです。
あほらしい…
ボクがブログを始めたのは
経済の知識がわからないままの人に、少しでもリテラシーを…
という想いもあるんですが
まあ無理なんだろうなと。
リテラシーがあれば、こんな質問の仕方はしません。
せめて
「御社の金利の見直しの基準は何でしたか?」
「固定金利に変えたときの手数料はどのぐらいか」
ぐらいのもので、それ以上相手に聞くのはおかしいと気づくはずです。
まあ通常、短期プライムレートを基準として住宅ローン金利は変動します。
あとは、手数料さえわかれば
現在の金利で残債の返済を続けた場合と
固定金利で返済をした場合+手数料で比較をすれば良いわけです。
残債も残年数も個々で違うわけですから、そんな計算は自分でしなさいと。
まあ、金利が1%上がるかどうかが見直しの基準 と考えれば
大きな間違いはないでしょうけれど
上がるかどうか考えるのは、当人の仕事です。
「どっちが得ですか?」なんて質問で、正答が得られるなら、
ボクだって、半年後の為替レートを誰かに質問したいですよ。
んで、ここからが聴かされた愚痴ね。
「やっかいな客はさ、自分が何を質問してるか、本質的にわかってなくて、得だ損だの回答だけ聞きたがる。結局、先のことなんてわからないから回答なんて出来ないのに」
「んで、そういうやっかいな客が、ものすごく多いのよ。長期金利と短期プライムレートの区別もついていない」
住宅ローン持っていて、この区別がアバウトに分かってない人、います?
まずはこれを調べましょう。
お金を借りているのは、あなた自身だし、変動金利・固定金利の選択をするのもあなたです。
あと、対応してる人、知人友人に、忙しいとか愚痴を言うのはちょっとだけ控えましょうね。
気持ちはわかるけど、どうしようもないしー。
結局さあ、専門家でもプロでも、先のことなんてわからないですよねー。
いつ死ぬかなんて、医者じゃなく神様に訊いてよと。
と、ここからFXについて書こうと思いましたが
一旦終わりにして分けますね