投資家の本懐

FX、不動産投資、その他投資全般について

ドルとペソの愉快な関係

一転して今日はドル高ですが、まあみなさんよくこれほど
右往左往するものだと、思ったり思わなかったり。
本題から少し外れますけれど、
株 とか 長期金利 というのは
「今後どうなるか?」で動くべきだと思うんです。

一方で、通貨は未来よりも「現在どういう状況か?」を
反映させるべき物だと。

ちょっと考えてみてくださいよ。
11月末に、アメリカのPMIだったっけ、あの発表あたりから急にドルが下落を始めたんですが、あの発表の前と後、数時間で、なにか急激に現実が変わったでしょうか?
ロシアがウクライナを攻めたときって、
急に現実が変わった じゃないですか。
でも、経済指標って x時点からy時点までの、評価ですよね。
その評価の結果を見て、「これからxxになる。」と予測して上下を始める。
さんざんFXをやっているボクが言うのも変ですが、やはり通貨というのは
実需の売買の結果として上下すべきもので、投資はそのオマケであるべきだとは思うんですよねー。
だって、ボクら日本にいる人なら、ほぼほぼ円で生活をするでしょ?
この円の価値が、投資対象として激しく上下して、最近までのように

1ドル150円になんてなったら、みんな困るに決まってるし、日本に大異変があったわけでもないのに、これほど変動するのは、ホンネを言うとおかしいです。
(それでいっぱい儲けたんだけれども)
通貨が投資や投機の対象になってしまっていることが、今の経済政策を難しくしている要因のひとつなのかなあと。
FRBがインフレを抑えるなんて言ってても、ドルが下落すればインフレには加速圧力になるし。
じゃ、何もしなきゃいいのかというと、そんなわけもないし。

ボクの考えとして、指標は「シュレーディンガーの猫」だと。
中を見て発表することによって、現実を変えてしまったりもする…。

と、元の話に戻しましょう。
今日、ドルが上がっていて、他の通貨も対円で上がっている中
メキシコペソが横~微かに下よりです。
豪ドルをやっていたとき、こういうもどかしいような動き、よくありました。
なんか懐かしいなと感じたのは、ボクだけでしょうか?
そもそもメキシコペソなんてマイナーな通貨、やっている人が少ないでしょうけど。

メキシコペソは、アメリカの影響を素直に反映するものなのですが、
それでもやはり、こういうこともあるわけです。
こういうときは、待つ。
待っていればだいたいのことが解決します。
もし待てないなら、本来投資に回すべきでないお金を使っているか、レバレッジが高すぎるだけです。

待てば解決…ドルがそこそこ安定しさえすれば、ですけれどね。