このところ、中身の薄い内容だったから、多少は中身のあるお話を。
大事なのに、あまり言われていないこと…。
先日、ある方がおっしゃってました。
「参入障壁が大きいモノが儲かりやすい」
なるほど。
たとえばタピオカが流行ると、あちこちでタピオカ屋が出来ましたね。
そのとき、タピオカ屋が増える早さは、参入しやすさに比例する。
そして増えれば増えるほど、過飽和になり、ブームもいずれ終わって…。
生き残るところ、中身を変えるところ、消えるところ。
人生いろいろです。
これは不動産賃貸業では少し特殊になる。
ラーメン店の隣に別のラーメン店が出来れば、ライバル店となりかねない。
じゃあ、アパートの隣にアパートが建てば、ライバルに? は、必ずしもならない。
築30年のアパートがあるとしよう。
この隣に新築が建っても、家賃の価格帯が違う。
地域によるが、まあだいたい新築で毎月2万ぐらい高いだろうか?
中古車やの横で、新車を売るようなもので
まあ、影響は出なくもないが、ライバルと言うほどのモノでもない。
問題となるのは、新築を建てるとき。
もし、新築を建ててから数年で、周りにいくつか新築が建てば、これらは比較的価格帯が近く、ライバルとなる。
ここで個別なことは話しませんが
このようにラーメン店、新築、築古と、それぞれ見るべきモノが違ってくるわけです。
(別にボクはラーメンのプロじゃないんですけどね)
では不動産投資であれば、参入障壁は関係ないのか?
そんなことはないわけで。
競争相手が多ければ、買うときの価格に影響する。
既に存在する物から選ぶので、そこで価格競争という、奪い合いが起きる。
(そしてボクは現金に負ける)
・ラーメン屋→運営段階で参入障壁が影響
・不動産投資→スタート段階に影響
余談だが、単純にこの参入障壁を減らす方法として、
A.高すぎて買えない物件を買う
B,人が参入するのにためらう地域や物件を狙う
などがある。
いずれにしろ、新規参入者が減ることで、メリットを受けられるわけです。
と、ここまで読んで、気づいた人、どのぐらい居るでしょうか。
株は?
FXは?
参入する人が多くならないと、株価も上がらない。
FXも、みんながドルを買うから、ドルが上がる。
株の格言として、
人の行く 裏に山あり花のみち なあんて言う言葉もあります。
上がりきったところで他人を追いかけて、後から買うなという格言でもあるんだけど。
なんとなくなんだけど、この言葉、ボクは違和感も感じます。
いやそれ、株やらよりも、もっと実需よりの投資で考えるべきことなのでは?と。
言葉のあいまいさもあって、一言で投資といっても、色々なやり方があります。
自分がやろうとしているモノの特性に合わせて、言動を変えないと、ズレが出てしまうような。